STAFF INFORMATION
私は学生時代にバスケットで脚を負傷して歩けなくなり、歩行のリハビリを受けていたことがあります。思うように身体が動かない不安や歯痒さは、本当につらいものでした。でも、そんな私に向き合い、痛みを分かち合いながら回復に導いてくれた理学療法士の存在はとても大きなもので、いつしか自分も同じ道を志すようになりました。
私は「心臓リハビリ」の指導を行っているのですが、その重要性を知らない方も多く、不安にさせない導き方を意識して患者さんに接しています。まずは患者さんの表情を見て、体調や心の状態を察してからどう話をするかを決めます。つらそうな方にいきなり「リハビリしましょう」と強要するのは違うと思うんです。でも、術後できるだけ早くリハビリに取り組むことで、回復スピードも変わり、ベッドの上で過ごす時間も短縮できます。患者さんの自立した生活への復帰と、再発予防のために、医師、看護師、管理栄養士などそれぞれの専門力を持ってチームでリハビリ計画を立てるところからリードする理学療法士でありたいと思っています。
リハビリのプロが求められる時代
知識を率先して収集・発信する
2016年春からは、グループ内に心臓リハビリ専門の病院が加わります。リハビリのスタッフも増え、より一層総合力を発揮して患者さんのためにできることの幅も広がるでしょう。今現在も急性期からチーム医療を積極的に行っている病院なので、理学療法士としての専門領域から医師に意見を出すことができますが、これからさらにリハビリのプロとして求められるようになります。日々進歩していくリハビリの知識を率先して収集・発信して、グループ全体のリハビリ面の強化にも貢献していきたいですね。
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